誕生石ネタってシリーズ化できるんじゃ!?
目次
おはようございます!(17:10)
こういうのって大体夕方から書き始めるんですね。
前回、4月の誕生石がちょうどダイヤモンドだったことから半ば使命と思い更新しました。
そして気づきました。
誕生石のこと毎月シリーズ化したら12本は書けるじゃん!と。
(するか知らんけど)
そんなわけで5月の誕生石「エメラルド」の話です。どうぞ。
5月の誕生石「エメラルド」とは
いきなり高価な輝石です。シリーズ1発目書きやすくて助かるぅー。
緑色の宝石として広く認知はされてると思うのですが、エメラルドについて知ってる事って
「緑で、高くて、クレオパトラが好きだったとか言われてる宝石」
一般的にはこれくらいですよね。
あとは5月生まれの人とキザなイケメンは5月の誕生石ということと宝石言葉を知ってますね。
「幸運」とか「恋愛成就」だそうですよ。
ということでエメラルドの性質や特徴、価値について少し深堀りしてみます。
鉱物学的には「ベリル」
宝石の話してるのに鉱物学とか言われてましても…と言いたい気持ちはさておき、
シリーズ化(するかはry)には避けては通れない道なので少し触れておきます。
宝石(主に色石)って「特定の元素と結びついて綺麗な色になった鉱石に宝石名が付いたもの」のことでして
鉱物という大分類に宝石として親しまれるようになった鉱石が存在する感じでしょうか。
エメラルドは「ベリル」という鉱石がクロムやバナジウムを含んで鮮やかな緑に発色したものを言いますが、
ベリルが別の元素を含みピンク色になると「モルガナイト」と呼ばれ、
熱処理をして色を変化させると「アクアマリン」と呼ばれるようになります。
エメラルドの特徴① インクルージョン
石の内包物のことです。
鉱石としては硬い分類なのですが、内部に傷が多いため衝撃に弱いという特徴を持っています。
この傷はエメラルド特有のもので天然と合成を見分ける目安にもなるのですが、
いかんせん傷が多いため加工が難しいという側面を併せ持っています。
つまりダイヤモンドのような角の多いラウンドブリリアントカットは現実的ではありません。
そこで角を少なくして欠けにくいようにと考案されたのが「エメラルドカット」です。
エメラルドといえばこの形を想像するのは、これがエメラルドのためのカットだからです。
繊細な宝石なんですね。人と一緒ですね( ^ω^)
エメラルドの特徴② エンハンスメント
石に施すお化粧みたいなものです。
元々非常に傷が多い石なので仕方ないですが、当然これが無い方が綺麗に見えます。
なので、ほとんどのエメラルドは傷を隠すために透明のオイルを浸み込ませる「含侵処理」が施されています。
こうすることで傷が目立たなくなり発色が良くなったように見えます。
なお、オイルの量が多すぎるとヌメヌメした感じに見えちゃいますので、薄化粧の方が評価は高いです。
すっぴんで通用するっていうならそれはもうつよつよです!
そういうところも人といっsy( ^ω^)・・・?
エメラルドの特徴③ 産地によりけり
ほとんどの宝石に通ずる点ですが、産地ごとに色味とか内包物に特徴があります。
エメラルドの代表的な産地は「コロンビア」「ザンビア」「ブラジル」です。
なかでもコロンビア産のエメラルドは緑の発色が素晴らしく最高級とされています。
コロンビア産と鑑定が付くかどうかで価値も変わってくるくらいです。
ちょっと黄味がかってるとか、ちょっと青が強いとか、ほんとに微々たる違いなんだけどなぁ。
でもやっぱり色石は色が良くなくっちゃ!
良い色ってかき氷のメロンシロップとかメロンソーダみたいな色です。(たぶん)
良い宝石って美味しそうなんですよ。
…でもこれはちょっと黄色強すぎかも。
エメラルドの価値
つまり形が良く、あまり厚化粧しておらず、美味しそう~な緑をしたエメラルドが高評価なわけです。
あれ?人といっ
( ^ω^)・・・
5Ctとか10Ctとか大きさがあればそれだけプレミアがつきますから、
売却時点で1Ct(0.2g)あたり数十万円以上なんてこともあります!
業者間ではおいくらになることやら。
逆に言えば、1Ct以下の小粒の石はよほど綺麗でないと高評価につながりにくく、
売る時に数万円付けばかなりいい方かな、といった感じです。
宝石界隈では1Ctを超えるかどうかで評価が大きく変わってきます。
とまぁこういう鉱物学というか?宝石学というか?性質を知ると宝石としての価値がなんとなく見えてきます。
うんちくみたいな感じで結構たまらんのですよね。
ちょっと真面目な話して疲れちゃいました。ではまた今度。