金剛石は透明な石
目次
おはようございます。(PM7:20)
宝石がまぁまぁ好きな鈴木です。
結論から言いますが、とどのつまり宝石といえばダイヤモンドなんすよ。
過去2回、色石(色々な石)について書きましたが、今回は「結局たどり着くのはここ」という内容です。
身近な宝石といえば
ダイヤモンドだね~♪
だって歌にも一番登場しますもん。
でもでも身近なんですけど、ダイヤモンドの価値ってよくわからなくないです?
買った時の値段くらいしか情報が無いといいますか。
だからこそ、ダイヤモンドの事、少しだけ知っておきません?
ダイヤモンドってどんな宝石なの?
ダイヤモンドの価値基準は?
色石と比べてどうなの?
そんなお話を少々。
ダイヤモンドってどんな宝石?
一般的には「炭素でできためっちゃ硬い透明な石」くらいの認識ではないでしょうか。
まぁ僕の認識もそのレベルですけど。
宝石という見方をしたとき大事なのは「透明な硬い石」というポイントでして。
それがダイヤモンドの美しさにどう関わっているのかを簡単にご説明いたします。
透明な石である
透明な石はキラキラするから綺麗に見えるんです!!
雑な説明をしたわけではなく、透明な石は光の反射が見えやすいので、キラキラしやすいということです。
これにはダイヤモンドの特性の1つである、非常に高い屈折率が関連します。
ざっくり言うと「入ってきた光をめちゃくちゃ反射する」みたいなことです。
「透明な石×高い屈折率」と条件が重なると写真のようなキラッキラな見え方になります。
だから綺麗なんです。
後ほど書きますが、透明というのは光の反射がわかりやすいだけではなく
「無色であること」と「透明度が高い」という正式な評価基準にもなっています。
非常に硬い物質である
Q:そもそも硬いっていうけど…どんなもんなの?
A:天然の物質で一番硬いレベルです。モース硬度っていう宝石の硬さレベルは10段階中の10で単独トップです。
ちなみに永久歯が6です。
Q:硬いと綺麗がどう結びつくの?
A:硬いから綺麗に加工できる、という事です。
ダイヤモンドと聞いてイメージするあの形は「ラウンドブリリアントカット」という名前がついています。
このカットについては一つ記事が書けるくらいの歴史がありますので詳細は割愛しますが…
「brilliant(素晴らしい、さんぜんと輝く)」と形容されているくらいだから綺麗に見える加工なんだぁ
と思っていただければいいと思います。
これが、硬くないとできないカットといいますか、いや、できるんでしょうけど…加工途中に割れるとか、加工後の見栄えが保てないとかいうそういう事です。
つまり、58面にもなる多面体でして、これが先ほどの屈折率と合わさってキラキラ倍増です!!
そんなダイヤモンドも弱い角度というか、割れやすい方向がありまして案外割れますので過信は禁物です。
割れやすい方向を劈開(へきかい)方向といいますが、最早余談です。
ダイヤモンドの4C
ホントならこれも別記事のが良いくらいですので、ここはあえてざっくりと。
ダイヤモンドの評価基準は以下の通りで、その頭文字から4Cと言われます。
カラット/Carat =重量
カラー/Color =色
クラリティ/Clarity =透明度
カット/Cut =輝き
「大きくて、無色透明で、石に内包される不純物が少なくて、精密にカットされたもの」
が高品質のダイヤモンドという事です。
これが世界共通の評価基準になっているあたり「透明の硬い石」であることがいかに重要かお分かりいただけると思います。
ちなみに1カラットって0.2gでして、数値からすると全く凄みを感じません。
でも最高評価を獲得した0.2gは100万円を超えて取引されますから侮ってはいけません。
写真のものは5カラット、つまり1gです。
ウワースゴクタカソウダナー!!
いや、ホントこれは長くなりますので後日改めてネタにしますね。
書き始めたら思いのほか長くなっちゃったので色石との比較もまた次回。
ではでは。