おはようございます。（18:20）

誕生石ってあるじゃないですか。4月の誕生石ってダイヤモンドなんですよ。

今までいくつかダイヤモンドの記事書いてきた手前、ここは触れておかないといけないんじゃないかなって半分使命感から書いてます。

前は曲がりなりにもアカデミックな内容でしたけど、需要あるのかなこれ。

 

誕生石とは

歴史をふるーくまで遡れば旧約聖書が新約聖書でヨハネはユダヤでイエスイエスって話が出てくるんですけど…

日本で定められたのは1958年とその歴史は非常に浅く、全国宝石卸商協同組合なる団体が制定しておりまして…

 

つまり疑う余地もない商業的なヤツですね。

なんなら商業的観点から2021年に追加されちゃったし。

 

一応紹介しておきますね。分かりやすく高いヤツは太字にしておきます！

 

1月　ガーネット

2月　アメシスト　クリソベリル・キャッツアイ

3月　アクアマリン　珊瑚　ブラッドストーン　アイオライト

4月　ダイヤモンド　モルガナイト

5月　エメラルド　翡翠

6月　真珠　ムーンストーン　アレキサンドライト

7月　ルビー　スフェーン

8月　ペリドット　サードオニックス　スピネル

9月　サファイア　クンツァイト

10月　オパール　トルマリン

11月　トパーズ　シトリン

12月　ターコイズ　ラピスラズリ　タンザナイト　ジルコン

 

ここに宝石言葉なんてのもありますからますます商業的ですね。

宝石言葉とはイケメンが誕生石のジュエリーをプレゼントする時のための言葉です。

 

ちなみにダイヤモンドの宝石言葉を調べたら「永遠の愛」とか「純潔・純愛」とか「不屈」だそう。

どれもダイヤモンドの硬度からくる言葉らしいですけど不屈はちょっと異質では。

 

あとキリストの使徒？のヨハネってなに人ですか。

・・・

商材としてのダイヤモンド

商材としてって質草とかではないですよ。

やっぱりダイヤモンドといえば婚約指輪ですね。

愛とか純潔とふさわしい宝石言葉を備えていますからね。

 

ダイヤモンドは非常に光を反射しやすく、最も硬い宝石であることから超キラッキラに輝く加工ができます。

わぁ！ジュエリーにぴったり！

 

唯一無二の硬度は絆のかたさをイメージさせたり、傷がつかないことから不変の輝きをもたらすとされたりで愛や純潔といった宝石言葉が添えられるようになりました。

わぁ！婚約の証にぴったり！

 

こんなん絶対狙ってますよね。

バレンタインデーのチョコレートくらい狙ってます。

 

でも、わかっててもダイヤの指輪を贈るじゃないですか。めちゃくちゃ綺麗なんだもん。

もう人が恋愛することをやめない限りダイヤの価値は永遠です。

 

…チャットGPT絵描くのめちゃ上手。

商材としてのダイヤモンド②

商材ってジュエリーとしてじゃないですよ。

質草とかです。

だって価値が高いんだからいい質草になると思うじゃないですか。

 

 

なります。なるんですけど…過度の禁物は危険です。

買った時の1/10と思っておきましょう。

 

1/10ってそんな！って思うかもしれませんが、それでも宝石の中では最高峰に高いんです。

誕生石の半分以上が売る時には値段つかないですからね。

 

ダイヤモンドの査定

すみません！大粒の石については複雑ですので省略します。

 

僕たちはダイヤモンドを査定する時に「1Ctあたりいくらか」という考え方をします。

この考え方を「ガイ計算」なんていう風に言いまして、1Ctあたり50万円、3Ctで150万円という具合です。

 

メレダイヤと言われる1粒0.1ct以下くらいの細かいダイヤを見る時にもこの計算方法を使います。

メレダイヤの場合「トータル1Ctでいくらになるか？」という考え方になりますが、計算方法は同じです。

↑のような指輪に遭遇したとき…

「きれいかな？1Ctあたり大体いくらくらいになるかな？」

「1Ctあたり20,000円くらいかな？全部で0.5Ct使われているならダイヤの価値は10,000円くらいかな？」

「プラチナの地金価格で24,000円くらいだから足して35,000円くらいでどうかな？」

…とざっくりとこんな感じです。

 

で、このメレダイヤの相場が良い感じなんですよ！

というかダイヤ全体的に良い気がします。為替の影響でしょうか。

あくまでイメージですけど1Ctあたり10,000円だったのが15,000円になった！みたいな。

たった5,000円や10,000円かぁ～と思うかもしれませんが、結構大きな変化だなと感じてますし

この変化のアップデートを怠るのはなんとなくマズイ雰囲気ですね。

 

 

（お？それっぽい話になってない？）

 

結局なにが言いたいかというと…

メレダイヤのジュエリーって皆さん結構お持ちだと思うんですが、案外価値に気づいていない印象でして

それはもったいないですよ！ということです。

デザイン上どうしても石と石の間に汚れが溜まりやすく、ダイヤモンドの輝きも失われていってしまうので

「こんな古い指輪はお値段つかないよね…」ってよく言われます。

「こんなのダイヤじゃないでしょ」って言われることもよくあります。

 

あきらめないで！

だいたいダイヤだし値段つきますよ！

中性洗剤溶いたぬるま湯で軽くブラッシングすると綺麗になりますよ！（他装飾ある場合は要注意！）

 

ということでダイヤのジュエリー頑張ってます。